スノードーム / 香山哲

ある雑貨店の片隅に、古いスノードームが佇んでいる。 その中に住む者たちは、不安に駆られ、終末についての噂を交わしていた。 天空に、ある不穏な兆しがあらわれたのだ。 果たして「その時」は本当にやってくるのか? それはどんな風にやってくるのか?  小さな小さな世界の中で、静かに近づいてくる終末の記録。

緒言

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2021年12月24日『ベルリンうわの空』シリーズの香山哲による小説連載がスタート。
スノードーム中で語られ続ける黙示録。本当に、この世界に終末は訪れるのか、それとも……?